<教育を知る>芦花小サマーワークショップ  「オリパラ教育」関連で3講座を開講

昨年度に引き続き、芦花小サマーワークショップのお手伝いをさせていただきました。

今年度実施するプログラムには、芦花小学校はオリンピックパラリンピック教育指定校になっていることから、オリパラ教育縛りで3つのプログラムをコーディネートしました。
※2017年度の芦花小学校サマーワークショップは、7日間に渡り、50近くの講座が実施されています!


昨年度に引き続き、立教大学の河野 哲也先生、一ノ瀬 佳也先生にご協力いただき、それぞれの専門分野の観点からオリパラ教育の講座を行っていただきました。

■講座名:<こども哲学> -スポーツの意味-
講師 :河野 哲也 (立教大学 教授 )
内容 :だれもが疑問に思っているけど、学校ではなかなか考えない深い問いについてゆっくりみんなと話し合いながら、じっくり考えてみよう。それが《こども哲学》。今回のテーマは、「スポーツの目的って何?勝利、努力、参加?」結論は出ないかも。でも、とても面白いし、新たしい発見があるよ

■講座名:しょうがい者の視点を知る~ブラインドウオーク体験~
講師 :一ノ瀬 佳也 (立教大学 特任准教授 )
内容 :校庭や校舎をつかってブラインド・ウォークをやったり、交通量の多い大通りを耳栓して歩いてみて(もちろん、周りの皆が支援)、私たちがしょうがい者の人にどんな支援ができるのかを考えてみよう

 


今年度初めての試みとして、日本ブラインドサッカー協会の協力を得て、ブラインドサッカー体験を開催しました。僕自身がOFF TIMEでブラインドサッカー体験して、学校でも絶対にやりたいと思っていて、Criacao剣持雅俊さんのご尽力により実現しました。大人気で、3月までは予約でいっぱいで、100団体くらいがキャンセル待ちとのこと。

■講座名:ブラインドサッカー体験 -ダイバーシティ―を理解するスポ育–
講師 :日本ブラインドサッカー協会
内容 :視覚障がい者と健常者が同じフィールドでプレーすることのできるブラインドサッカー。目が見えない状態で行うこの競技はには、相手を思いやる想像力やチームプレーを進めるうえでのコミュニケーション力が不可欠です。ブラインドサッカー体験では、アイマスクをしてグループでワークをしたり、ボールを蹴ったりすることで、これまで意識してこなかった多くのことに気づき、感じることができます。

 

当日の様子は芦花小学校HPでも掲載されていますが、ブラインドサッカー、ブラインドウォークについて、当日の様子を写真で報告します。
<当日の様子>

◾︎ブラインドウオーク体験

特殊なメガネで目隠しして階段ウオーク

環八をイヤホンして耳が聞こえない状態でウオーク

車イス体験
ふりかえり もしっかり行います

◾︎ブラインドサッカー体験

日本ブラインドサッカー協会の講師から説明
目隠しして相手のいる場所に正確にボールを蹴るのは至難の業。視覚以外のコミュニケーションが必要

 

どうすればうまく蹴れるのか、グループで議論

昨年度も感じたのですが、

 

子どもの力をなめたらあかん

改めて感じた、2017年芦花小学校サマーワークショップでした。

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<社会を知る>立教大学野球部優勝で感じた東京六大学野球のコンテンツ力と母校愛

立教大学野球部が東京六大学野球で今世紀初の優勝、更には全日本大学選手権で半世紀ぶり(59年ぶり)の優勝を果たした

それに伴い、立教大学野球部の祝賀パレードが6月12日に行われ、JR池袋駅から立教大学池袋キャンパスまでの約1キロの沿道に、約5,000人のOB・OG、学生、教職員、地元関係者が駆けつけた。

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盛り上がるパレード

まずは、野球部の部員に「感動をありがとう」と伝えると共に、個人的に感じたことについて2点ほど記したい。

東京六大学野球のコンテンツ力
広告効果は60億円(『箱根駅伝』,生島 淳,2011)と言われているように、大学スポーツのコンテンツで言えば箱根駅伝が圧倒的な力 を持っているが、東京六大学野球のコンテンツ力も相当なものであるということに気づかされた。

関西出身の僕は、東京に出てくるまで箱根駅伝も東京六大学野球もほとんど知らなかったし、今でさえ、正直言うと 興味があまりない(なぜ東京ローカルの大会が注目されるんだ!という関西人特有のひがみも潜在的にあるのか・・)

しかしながら、関西の大学スポーツで優勝パレードをするという話しは聞いたことがないし、箱根駅伝や東京六大学野球のような大学スポーツコンテンツは他にない。

六大学野球のブランド力(100年以上の歴史)

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 希少価値(立教大学の優勝)

がなせる業なのだ。

立教野球部の優勝を通して、普段はバラバラの人生を送っている約5000人が大学に集まり一つになる。

祝賀パレードでの「学生」、「OBOG」、「教職員」、「地域」の一体感は素晴らしかった。

 

パレードでは様々な場面に遭遇した。

・「立教に入って本当によかった」と喜んでる学生がいた。

・いつも、後輩支援で協力してくださるOBの方は、「この日に合わせて退院してきた。このタイミングで見れるなんて感激だよ。こんな日がくるなんて」涙ながらに語ってくださった。

・付属中学野球部のお母さん方は「息子達も将来あの車に乗れるといいわね」と話している。

・通りすがりの若い人が「街に愛されすぎ」と呟いていた。

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行政、企業、商店街の方々、様々な人々の協力によりパレートは行われた

それを見て、僕も嬉しかったし、東京六大学野球、そして立教大学野球部は大学として絶対に大切にするべき存在だと感じた。

母校愛の力
一方で、嬉しいだけではなく、羨ましいとも感じた。

同僚には多くの立教卒がいる。特に私の部署は卒業生が多いのだが、皆の喜びぶりが半端ないのだ。

・全日本大学選手権の決勝戦を観戦した複数の同僚が号泣していた

・いつも冷静沈着、どちらかと言えば斜に構えて人と群れない若手職員が、FBで「ウエイウエイ」を連発した投稿をしている

※ウェイウェイ(『パリピ経済』,原田曜平,2016):若者が集団で騒ぐさまを、若干の自虐(もしくは軽蔑)をもって形容する擬態語

・昼休みに喜びを爆発させる職員がいる(下記写真参照)

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僕はこの職場で働いて8年、「卒業生ではない」ことに違和感を感じたことはなかった(鈍感なのか)。

むしろ8年間立教にいるんだから、4年間しかいなかった学部卒業生よりも立教愛があるとさえ思っていた。

初めて、卒業生としてこの職場で働く同僚のことを羨ましいと思った。

僕は試合を見て泣けなかったし、「ウエイウエイ」と投稿もできなかった。ましてや、あんな恥ずかしいかっこで写真は撮れない(上記写真参照)

18~22歳、青春真っ盛りの4年間を過ごした場所は特別 なのだ。青春を過ごした場所を職場にできる同僚達を心底羨ましいと思った。

何十年立教大学で働こうと、僕は卒業生と同じように立教大学を愛することはできないと思う。

 でも、

学生にとって特別な4年間に関わるものとして、立教愛ではかなわなくても、学生愛だけは負けないようにしたい。

※1枚目写真:(C)立教スポーツ

<社会を知る>「大企業で働くこと-大企業で奮闘する若手社​員に聞く-(One JAPAN×立教大学)」見学レポート

キャリアセンターが主催するグローバル企業勉強会のスピンオフとして、学生サポーターの横川さん(立教大学文学部史学科所属・NTT東日本内定)が

「大企業で働くこと-大企業で奮闘する若手社員に聞く-(One JAPAN × 立教大学)」

を企画・実施したので、レポートします(私は単なる参加者)

今回コラボしたOne JAPANは、大企業の有志団体で構成されるプラットフォームで様々な活動を行っていて、今回は大学生との初コラボ企画ということでした。

One JAPAN
http://onejapan.jp/

最初に、企画者の横川さんから

「大企業に入ることが目的ではなく、大企業で何をするかという視点を皆さんにもって欲しいと思いこの会を企画しました。大企業で働く社会人の方から、具体的な仕事内容、業界動向、就職活動の進め方について小グループで話しを聞く貴重な機会なので、積極的に質問するようにしてください」


というメッセージの後、本日のスケジュール説明がありました。

<スケジュール>
◆10:35~ One JAPANメンバー自己紹介
◆10:50~ One JAPANメンバーのプレゼン
◆11:05~ 懇談会15分×3回
◆11:50~   本日の振返り
◆12:00~  自由懇談

One JAPANメンバー自己紹介
NHK、NTT東日本、三越伊勢丹ホールディングス、テルモ、DENSO、日本郵便から10名の社会人に参加していただきました。

組織人としてではなく、個人参加の良さが自己紹介に出ていました。

「私は就職活動負け組だったので参考にしないでください!」

「最近会社が世間を騒がせていますが、私個人は一切関係ありません」

「私が今所属している会社は、滑り止めでした」

メンバーが連れてきたお子さん(1歳)も良いタイミングで「パパー」と叫び、緊張していた学生も一気にリラックスモードに変わりました。


自己紹介の後は、One JAPAN副代表の山本さんがOne JAPANの取組みについて、砕けつつも真面目にプレゼン。(前日のグロービスでのプレゼンを引きずり、熱く真面目になり過ぎたとは本人の弁)


懇談会
本日のメインイベントの懇談会です。

15分×3本の真剣勝負!

学生からの真剣な質問に、熱意をもって応える社会人。懇談会は白熱して、とても15分では終わりません。


しかしながら、運営している横川さんは無常にも終了のゴングを鳴らし、次のラウンドへ。

最終ラウンドは、学生が好きな社会人を選んで話しを聞きに行くネルトン方式(古い)。

社会人の皆さんは、自分のところに来なかったらどうしようという不安もあったと思いますが、不安をよそに、特定の社会人に偏ることなく学生は均等に別れたので一安心。学生の気遣い?に感謝。

振返り
最後のセッションは振返り。話しを聞くだけでなく、何を聞いたか、何を学んだかしっかりと振返り、自分の中で落とし込むことが重要・・

とはわかっていますが、学生も聞きたいことが多すぎて懇談会は止まらない

タイムマネジメントの鬼 横川さんも、懇談会からそのままの流れで振返りに突入せざるをえない状況。学生の皆さん、しっかり家で振返りましょう。

本日の振返りの時点で時間をオーバーしていましたが、その後も自由懇談が続き予定よりも30分おして終了しました。


3連休の初日にも関わらず参加してくださった社会人の皆さん、本当にありがとうございました。

One JAPANとして、今後は大学1,2年生向けに、仕事や人生について考える機会を創っていきたいと伺っていますので、また新たなコラボが実現すればうれしいです。



One JAPAN副代表 山本さんからのメッセージ
今日は学生と話しをして、しっかりと自分に向き合っているなと思う反面、就職活動が本格化しているということもあり、視点が狭くなっているなぁと感じました。就職がゴールではないので、自分がやりたいことのために、会社を利用するくらいの気持ちで就職活動を楽しんでください。

参加した学生の声
・目の前の就職活動に追われて焦るあまり、本当に自分がやりたいことを忘れていたので、もう一度、本当に何がやりたいかを考えたい

・自分の行きたい企業の話しを聞くことができ大変勉強になった

・皆さんのような、”かっこいい社会人”になりたいと思った

<アゴラ寄稿>多様化する採用活動に大学ができること

東日本大震災から6年。陸前高田(岩手県)のことを思い出しながら書きました。

http://agora-web.jp/archives/2024902.html

< Oton+toオトント寄稿>娘の誕生日パーティープロジェクトマネジメント

【子供をコントロールしようとするオトンへ】

子供たちが本来もっている力を育てようね、という話。

Oton+toオトント-父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない-

http://otonto.jp/?p=14167

<教育を知る>我々の仕事は教育かサービスか-学生スタッフに気付かされたこと-

標題の答えとしては、私たち大学職員は教育者ではない、従って私たちの仕事は教育ではないというのが正解である。では、私たちはサービス業者で、学生にサービスを提供しているだけなのか。それも否であると僕は思う。

あるキャリアプログラムのふりかえりでハッとさせられる学生スタッフの発言があった。

 

土曜日に半日かけて行うプログラムでの話しである。

当日使用するプログラム表は就活生自身で印刷する必要がある。しかし、その日はシステムメンテナンスの関係で、就活生は当日プログラムをいつもと異なる方法でプリントアウトする必要があった。

最初の全体アナウンスでその旨伝えていたのだが、プログラムの最中に就活生から学生スタッフに、

「当日プログラムのプリント方法がわからない」

「当日プログラムがプリントアウトできない」

という問い合わせが多かったという。

プログラム終了後に、就職情報会社、学生スタッフ、私で運営の振返りを行なってる時に学生スタッフから、

「当日資料はこちらでもプリントアウトして、学生から言われたら渡すようにするべきだった」

「最初のアナウンスだけではなく、プログラムの最中にも何度もその旨を伝えるべきだった」

との声が上がった。

私は素直にそのとおりと頷き、今後は真摯に対応すると応えた。

1、2年生スタッフ数名から同じような発言があった後に。。

 

最後に唯一の4年生スタッフが放った一言

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「就職活動を経験した年寄りの苦言として聞いてね。みんなが問題意識を持って丁寧に就活生に対応する姿勢は素晴らしいと思うし、運営スタッフとしてあるべき姿だと思う。ただ、そのきめ細やかな対応は本当に就活生のためになるのかな?最初の全体アナウンスではいつもと異なる方法でプリントアウトしなければならないことは伝えてるわけだよね。そこで聞いてなかった、もしくは理解できていなかった就活生にも問題はないかな。就活は、企業はそんな甘くないよ。手取り足取りサポートすることが就活生のためになるとは限らないと思う」

 

1、2年生スタッフはわかったような、わからないような感じでその話を聞いていたが、僕はおしっこチビるほどの衝撃を受けた。

今年、定年を迎える先輩職員の言葉を思い出した。

「私たち大学職員は教育者ではない。ただ、教育機関で働く事務職員として、教育について理解し単なるサービス以上のものを学生に提供しなければならない」

 

「助育(学生が自ら育つのを助ける)の精神を持って仕事をする」

僕は口では言っているし、目の前の学生にその精神で向き合っている・・つもりだった。

目の前の仕事に埋没する中で忘れていた大事なことに、学生から気づかされる。

日々の仕事で、こんな経験のなんと多いことか。

こういう経験をする度に、なんて幸せな仕事をさせていただいてるんだと至福の気持ちになる。

本当に感謝。

 

 

コメント:よしとも。至福に浸らず、ちゃんと仕事しろ