<地域を知る>大分-別府-

2012年9月9日―10日、人生で初めて大分、別府の地におりたった。

photo:01

 

大分県は温泉の街である。

4つの日本一がある。

◇湧出量は1日13.7万キロリットル
◇源泉数2847(日本の10分の1が集中)
◇日本で区分される11種の泉質のうち10種類存在する
◇400の外湯がある。
(立教大学 観光地経営専門家育成プログラム 観光地経営のケーススタディより抜粋)

しかしながら、バブル経済崩壊以降はご存知のように、宿泊数減少により多くの旅館がつぶれるなど苦難の時代を迎えた。

そんな中、僕が見た対照的な2つの取組みは、地盤沈下が進む日本の地方の光となりえるものだと感じた。

NPO法人ハットウオンパクの取組み
旅館や既存の施設を会場として利用し滞在メニューの開発を探る「オンパク(温泉博覧会)」という新しい地域イベント、体験型プログラムを展開している。

これは小さい旅館が個々で勝負するのではなく、ましてや行政だけががんばるのではなく、市民、旅館、行政が一体となって横の繋がりを通して別府温泉の復活を目指す取組みである。

僕が訪問した時期は、イベントはやっていなかったが、これをきっかけにして通年化した地獄蒸し工房(温泉の蒸気で自分たちが選んだ野菜、たまご、肉、魚などを料理する)など、非常に面白い取組みを見ることができた。

■参考URL
http://www.onpaku.jp/

杉乃井ホテルの取組み
「杉乃井ホテル」は別府八湯のひとつ観海寺温泉にあり、客室総数は592室で2,636名の宿泊が可能、温泉はもちろんのこと他にも様々なアミューズメント施設がある巨大総合宿泊施設である。(杉乃井ホテルHPより抜粋)

杉乃井ホテルに勤務する私の親友T兵氏によると、年間稼働率95%という驚異的な数値をたたき出しているらしい。確かに棚湯はすばらしいが、だとしてもこの規模では驚きである。

国土交通省 観光庁が実施している、宿泊旅行統計調査によると、平成23年1月~12月の日本全体の宿泊施設の稼働率は60,2%、大分県は56,1%であるから、まぁありえないレベルである。

T兵氏によると杉乃井ホテルは、別府の中で自分たちが抜きん出ることで別府全体の底上げをしたい、またそれに刺激を受けた周りの宿泊施設も盛り上がればよいと考えているらしい。

■参考URL
http://www.suginoi-hotel.com/outline.html

この2つの取組みは、横の連携で勝負、圧倒的な個の力で勝負と、それぞれアプローチは違うが目指すべき目的は、別府の復活という点で一致しているのではないかと思う。
地域の元気なくして、その中に存在する宿泊施設の長期的発展はないのだ。

大分は歴史的に有名な人物がいるわけでもなく、有名な食があるわけでもなく(団子汁、冷麺、鳥天、鳥のから揚げは美味しいが)観光という面では、「温泉」で勝負するしかないと思う。

この2つの宿泊施設(温泉施設)の取組みが別府をどのように元気にしていくか。今後も見守りたいと思う。

当初、T兵の家に泊めてもらう予定だったが、部屋が汚いからダメということで、急遽T兵の同僚(新婚ほやほや)の新築の家に泊めてもらった。T兵は泊まらず、僕だけ泊まった。
縁もゆかりもない、みずしらずの怪しいおっさんを、泊めてくれた夫婦に本当に感謝である。

別府の本当の魅力は、「温泉」ではなく、「人」にあると思う。

本当にありがとうございました。

投稿者: Yoshitomo-blog

健全なる批判精神を身につけたいと考えブログを書こうと思いたちました。 社会全般、キャリア教育、子育て等を中心に徒然につづりたいと思います いつまで続くかはわかりません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中