最近、嫁が仕事で異動になり朝は一緒に通勤している。
これが夫婦関係、ひいては、家族関係に良い効果を及ぼしている。
子供が産まれてから常に育児に追われていて、夫婦2人で会話する機会は意図的に作らない限りはほとんど取れない状態であった。
意図的に時間を作るということは、話し合わなければならないことがあるわけで、その内容は実家に帰る時のお土産はどうするか?子供の誕生会はどうするか?といった、いわゆる事務的な内容に終始していた。ただの事務連絡である。
いっそのこと事務連(夫婦版)を作ろうかとさえ考えた。
結婚する前は、仕事について、自分(達)の将来について、趣味について、夢について もろもろ 熱く語りあって、というか一方的に僕が語って、嫁からは暑苦しいからもう勘弁してくれと言われながらも円滑なコミュニケーションが成立していた。と思っている.
会話の中での、嫁の意見、アドバイスというか批判は、遠慮がないから言われたらめちゃくちゃむかつくのだが、僕の弱さや嫌な部分を把握したうえでの意見なので、かなり的をえている。
この会話が、朝一緒に通勤することで復活してきた。
中島他(2011)の研究によると、
妻が夫婦生活に満足感を得るためには、仕事と家庭生活の多忙な夫婦生活を送る中でも, 夫婦の協働的な作業や夫婦の良好なコミュニケーションを図ることが重要であると指摘している。
電車で本を読めない、独りでいられる唯一の場所がなくなる、などデメリットもあるが今後も通勤時の夫婦での会話を大事にしていきたい。
ただ・・・・
電車で嫁と議論をしていると喧嘩になって、きれた妻が僕を指差して
「この人、痴漢です」
と大声で叫び、僕はあわてて途中の駅で降りるということがあった。
これだけはもう勘弁してもらいたい。