<自己を知る>社会人としてのアイデンティティー

僕が現在働いている職場には12人の正社員がいるが、実にその7割は転職組で、それぞれのバックグランドは様々である。

ンクタンクのコンサル、SE、銀行の営業、自動車メーカーの調達部門、生命保険会社の拠点長、TV製作会社のディレクター(D)、小学校の英語の先生などなど。

皆、それぞれ仕事のやり方、進め方に特徴がある。

 

・元シンクタンクのコンサルは、思考の深さが半端ない。1つの提案をするのに、20年前から現在までの関連する会議議事録を全て読み込み、競合20校の先行事例を調査し、プロジェクトに関わる過去10年分の新聞記事を検索、蓄積しエビデンスを整える。

・元シンクタンクのSEは、どんな仕事をするにしてもガントチャートを作り、スケジュール管理をきっちりとしながら進める。プロマネの申し子のようなタイプだ。

・元銀行の営業マンは、個人プレーでがんがん仕事を進める、スピード感のない組織にあってその推進力は目を見張るものがある。これはイケイケのS銀行だったということもあるだろう。

・元自動車メーカーの調達部門担当者は、業者選定を入札方式で丁寧にきっちりと行う。随意契約を絶対に許さない。

・元生命保険会社の拠点長は気配り、根回し、ファシリが上手で、会議前に全ての合意をほぼ終え、数十人規模が参加する会議の運営を円滑に回す。

・元製作会社Dは、行動力とスピード感があり教員の懐に入るのがうまい。生放送での瞬時の対応と、インタビュー取材などで相手の本音を引き出す経験からえたスキルだという。

 

これは、もちろん、個人のパーソナリティーも影響しているが、新卒で入社した会社の影響が非常に大きいと感じる。

 

有名なロレンツの刷り込み(インプリンティング)である。

 社会学者クルト・レヴィンはB=f(P・E)という公式を提唱した。Bは行為、Pは個人、Eは環境。個人の行為は個人的特性とその個人を取り巻く環境特性との関数である。(キャリアカウンセリングとは何か,JCDA,2010)

会社の根底に流れる基本的な仕事の仕方(文化)、仕事に向かうスタンスというのは、同じ会社であれば、どの部署でも共通点がありそれが自分の仕事に向かうスタンダードになる。

僕は田舎の1支社の配属であったが、上司に毎日しばかまくってN社魂を叩きこまれた。
想像を絶するほど仕事ができなかった僕も、2年もしばかれ続ければある程度その文化に染まるものである。
「事前の根回しを徹底すること」、「やると決めたことは徹底してやること」、「上司の意見を最大限尊重しながらも自分の意見は言うこと」など学び、その経験は今も大変役立っている。
今の職場の文化を大切にしながらも、N社で学んだ仕事の仕方、社会人としてのアイデンティティーは大事にしたいと思うし、恐らくこのアイデンティティーは一生なくならないだろうとも思う。

 

職場の上司からは、『仕事資源』、すなわち、仕事のやり方、進め方などで影響を受け、同僚(同期)からは、『自己資源』、すなわち性格特性や生き方で影響を受ける(若手就業者のキャリア発達と職場構成員との関係性に関する探索的検討,正木,2011)

 



という研究結果もある。

今の自分があるのは、当事僕をしばきまくってくれた上司と、そんな上司への不満をお互いに愚痴りながらも、未来の会社、生き方、愛、ドキドキ、女性、女、性について熱く語り合った同期、先輩のおかげである。

感謝してもし尽くせない。

投稿者: Yoshitomo-blog

健全なる批判精神を身につけたいと考えブログを書こうと思いたちました。 社会全般、キャリア教育、子育て等を中心に徒然につづりたいと思います いつまで続くかはわかりません。

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