<教育を知る>我々の仕事は教育かサービスか-学生スタッフに気付かされたこと-

標題の答えとしては、私たち大学職員は教育者ではない、従って私たちの仕事は教育ではないというのが正解である。では、私たちはサービス業者で、学生にサービスを提供しているだけなのか。それも否であると僕は思う。

あるキャリアプログラムのふりかえりでハッとさせられる学生スタッフの発言があった。

 

土曜日に半日かけて行うプログラムでの話しである。

当日使用するプログラム表は就活生自身で印刷する必要がある。しかし、その日はシステムメンテナンスの関係で、就活生は当日プログラムをいつもと異なる方法でプリントアウトする必要があった。

最初の全体アナウンスでその旨伝えていたのだが、プログラムの最中に就活生から学生スタッフに、

「当日プログラムのプリント方法がわからない」

「当日プログラムがプリントアウトできない」

という問い合わせが多かったという。

プログラム終了後に、就職情報会社、学生スタッフ、私で運営の振返りを行なってる時に学生スタッフから、

「当日資料はこちらでもプリントアウトして、学生から言われたら渡すようにするべきだった」

「最初のアナウンスだけではなく、プログラムの最中にも何度もその旨を伝えるべきだった」

との声が上がった。

私は素直にそのとおりと頷き、今後は真摯に対応すると応えた。

1、2年生スタッフ数名から同じような発言があった後に。。

 

最後に唯一の4年生スタッフが放った一言

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「就職活動を経験した年寄りの苦言として聞いてね。みんなが問題意識を持って丁寧に就活生に対応する姿勢は素晴らしいと思うし、運営スタッフとしてあるべき姿だと思う。ただ、そのきめ細やかな対応は本当に就活生のためになるのかな?最初の全体アナウンスではいつもと異なる方法でプリントアウトしなければならないことは伝えてるわけだよね。そこで聞いてなかった、もしくは理解できていなかった就活生にも問題はないかな。就活は、企業はそんな甘くないよ。手取り足取りサポートすることが就活生のためになるとは限らないと思う」

 

1、2年生スタッフはわかったような、わからないような感じでその話を聞いていたが、僕はおしっこチビるほどの衝撃を受けた。

今年、定年を迎える先輩職員の言葉を思い出した。

「私たち大学職員は教育者ではない。ただ、教育機関で働く事務職員として、教育について理解し単なるサービス以上のものを学生に提供しなければならない」

 

「助育(学生が自ら育つのを助ける)の精神を持って仕事をする」

僕は口では言っているし、目の前の学生にその精神で向き合っている・・つもりだった。

目の前の仕事に埋没する中で忘れていた大事なことに、学生から気づかされる。

日々の仕事で、こんな経験のなんと多いことか。

こういう経験をする度に、なんて幸せな仕事をさせていただいてるんだと至福の気持ちになる。

本当に感謝。

 

 

コメント:よしとも。至福に浸らず、ちゃんと仕事しろ

 

投稿者: Yoshitomo-blog

健全なる批判精神を身につけたいと考えブログを書こうと思いたちました。 社会全般、キャリア教育、子育て等を中心に徒然につづりたいと思います いつまで続くかはわかりません。

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