<書籍を知る>『動画2.0』 明石ガクト

p60-68は一体何が起こっているのかわからないほど衝撃的だ。映像と動画の違い、明石さんが動画に人生をかけていることがよくわかった。

・映像から動画への変革において、最も重要なポイントは「情報の凝縮」にある。p74

・テレビはIPT(Information Per Time)は薄くなり、YouTube世代にはこれが我慢できないp74

・僕は、やりたいことをやりきって、死にたい。そして、君にもそうであってほしい。p217

<書籍を知る>『転職の思考法』 北野唯我

学生の安定志向には2パターンある。組織に依存する安定を求めるタイプと、個人の能力を上げることで安定を得ようとするタイプ。後者が確実に増えている。この本の影響は大きいと思う。

・いつでも転職できるような人間が、それでも転職しない会社。それが最強だp100

・転職の思考法を手にしたからといって、必ずしも、今の会社を辞めなくてもいい。個人の人生だ。正解はない。ただ、『辞められない』という思い込みの檻の中に閉じ込められたら、どんな人間も必ず自分に小さな嘘をつくことになるp151

<書籍を知る>『発達障害グレーゾーン』姫野桂

発達障害学生のキャリア・就職支援を担当するものとして、理想と現実の狭間でもがいてる。支援者のネットワークも必要だ。

・「発達障害=すごい才能の持ち主」という安易な認識p19

・発達障害は能力の偏りがあるという事実のみで、それ以上でもそれ以下でもないp20

・世の中にある評価軸って、『仕事ができる』という部分がめちゃめちゃ強い。ほかに何か秀でている部分があっても、評価されにくいp51

・一人ひとりのやりたいことや目指す未来をもっと丁寧に探っていける社会になったら、それはどんなに素敵なことなのだろうp151

<書籍を知る>『サブスクリプション』ティエン・ツォ

来年度の「社会を知る講座」では、IOT、AI、クラウド、シェアリングエコノミー、サブスクリプション、キャッシュレス決済のどれかをテーマに実施したいと思って読んだが、これらキーワードは全て繋がっていることがよく理解できた。ますます何をテーマにして、誰に登壇してもらえば良いかわからなくなった

・テクノロジーの進化・普及であり、「所有」から「利用」へという消費者ニーズの変化であり、若い世代の新しい価値観であるp312

・サブスクリプション・サービスほどワン・トゥ・ワンマーケティングをよりよく実現するp216

<書籍を知る>『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~ 』影山知明

これまでモヤモヤしていて言葉にならなったことが、論理的に語られ、腑に落ちることばかり。昨年一の一冊になった。

・ぼくは資本主義を基本的にいいものだと思っている。ただ、世のすべての経済がグローバル資本主義に一本化されていけばいいかと言うと、ぼくにはそうは思えないp26

・「支援する」ことは「支援されること」p113

・クルミドコーヒーでは「人に仕事をつける」。それぞれの人生から必然性をもって立ち上がってくる動機に機会を与える。P160-161

・カフェとは、水平と垂直の交わる場所p243

<書籍を知る>『誰が日本の労働力を支えるのか?』 寺田知太

2015年12月に野村総研と英オックスフォード大学との共同研究としてリリースされた「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」は衝撃的だったが、その内容について説得力をもって説明されていて勉強になった。

・2極化する人の役割

「目的を決める」「どこに人口知能を用いるかを決める」「人口知能が提示された選択肢に対して意思決定をする」といった、本当のトップの仕事と、人工知能で行うにはコストが合わない、要は人で取り組んだほうがコストがかからない仕事に、人の役割は二極化していくp188

<書籍を知る>天才とダイバーシティ&インクルージョン#天才を殺す凡人

本学経営学部の中原淳先生も絶賛した『転職の思考法』の著者である、北野唯我氏が1/18日に新著「天才を殺す凡人」を出版する。

NAKAHARA-LAB-立教大学経営学部中原研究室>

妄言・暴言シリーズ!? 「就活本」を読むくらいなら「転職本」を読め!?:「転職の思考法」書評

 

昨年2018/2/23に、ブログ公開から数日で約40万PVと超バズった内容をベースに書かれたものだ。

凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?『週報』

「どうして、人間の創造性は、奪われてしまうのだろうか」 天才と呼ばれる人がいる 天才は、この世界を良くも悪くも、前進さyuiga-k.hatenablog.com

 

出版前に、冒頭の50ページを読む機会を得た。

この本は、天才を個人、そして組織がどう受入・包摂していくかという、ダイバーシティ&インクルージョンの話しだと思った。

私はしょうがいのある学生、外国人留学生のキャリア・就職支援を担当している。社会的には少数者と言われる学生の支援をしていると、日本の企業(組織)が、そして私を含めた個人が、多様性を受け入れるのが本当に苦手だということを痛感する毎日だ。

これと同じように、日本の組織、個人は天才を受け入れることも苦手だ。

 

本の中では、天才、秀才、凡人を以下のように表現している。

キャプチャ

天才

独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

 

秀才

論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人

 

凡人

感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人

 

私を含めて大多数の凡人は、あまりに独創的でぶっ飛んでいる天才を理解できないのだ、いや理解しようとしないのだ。

 

私の仕事に話を戻すと、大学にも多くの天才がいる。教員だ。彼らは私の理解を完全に超えている。

・大切な会議(教授会)で議論が白熱しているにも関わらず、数人の教員が同じ会議室の中で別の会議(学科会議)を始める

・書類に不備があり、再度来てもらうようにお願いした時に、「こんな重いハンコ※をまた持ってこさせるのですか!」と激怒する

※パソコンではなくハンコ。超金属でできたハンコではなく普通のハンコ

・会議に大幅に遅刻し、「いやー携帯が壊れてしまって電話も繋がらなくてごめんね」と言って、席についた2分後にプルル、プルル・・・「もしもし、あっ、本忘れてきちゃった。ごめんごめん。今から取りに行くね」と会議室を出ていき二度と戻ることがない

などなど、枚挙にいとまがない

※注意:全ての教員がこうではないことは申し伝えておく。あくまで大半の教員だ。

 

社会的には常識がない面をもっている一方で、所属する学会の学会長だったり、行政の諮問委員をしていたり、世界中で引用されるような論文を書いていたり、企業からひっきりなしに共同研究のオファーが来る等、特定の領域においてはその特別な才能を存分に発揮している。

大学教員(研究者)は自分の才能を思う存分に発揮する場所を見つけることができた恵まれた人たちかもしれない。しかし多くの天才はその場を得られずにその才能を殺されていく。

 

天才に限らずあらゆる人が自分の輝く場所を見つけることができる、「ダイバーシティ&インクルージョン」そんな言葉さえない、そういう世の中になることを切に願う。そして、『天才を殺す凡人』がその一助を担うことを期待している

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