<書籍を知る>『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~ 』影山知明

これまでモヤモヤしていて言葉にならなったことが、論理的に語られ、腑に落ちることばかり。昨年一の一冊になった。

・ぼくは資本主義を基本的にいいものだと思っている。ただ、世のすべての経済がグローバル資本主義に一本化されていけばいいかと言うと、ぼくにはそうは思えないp26

・「支援する」ことは「支援されること」p113

・クルミドコーヒーでは「人に仕事をつける」。それぞれの人生から必然性をもって立ち上がってくる動機に機会を与える。P160-161

・カフェとは、水平と垂直の交わる場所p243

<書籍を知る>『誰が日本の労働力を支えるのか?』 寺田知太

2015年12月に野村総研と英オックスフォード大学との共同研究としてリリースされた「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」は衝撃的だったが、その内容について説得力をもって説明されていて勉強になった。

・2極化する人の役割

「目的を決める」「どこに人口知能を用いるかを決める」「人口知能が提示された選択肢に対して意思決定をする」といった、本当のトップの仕事と、人工知能で行うにはコストが合わない、要は人で取り組んだほうがコストがかからない仕事に、人の役割は二極化していくp188

<書籍を知る>『10年後の仕事図鑑』 堀江 貴文,落合 陽一

天才の頭の中を垣間見た。

「好きなことに没頭し、仕事になるまで遊び尽くす」、「好きなことを掛け合わせ、「100万分の1」を目指す」

これができたら良いなぁと思いつつ、自分にはもうできないなぁと思いつつ、子どもにはこうなって欲しいと強く思う。

<書籍を知る>『ザ・プラットフォーム』尾原和敬

様々な業界でいかにプラットフォームとなるかが争われている。論理飛躍するが、プラットフォームが固定化すると社会に断絶と画一性をもたらす恐怖を感じた。

・グーグルが私たちの気付かない間に検索結果をパーソナライズして表示しているとしたら、私たちは新しい情報に触れる機会を失う。イーライ・パリサーは「フィルターに囲まれた世界」というプレゼンをし、「民主主義の危機」を訴えることでたくさんの人の共感を得た。結果として、グーグルはいきすぎたパーソナライズをあらため、機能を相対的に弱めたp125-126

<書籍を知る>『子どもの「書く力」は家庭で伸ばせる』高濱正伸、竹谷和

子供には「書く力」をつけて欲しいが、まずは親が正確な言葉を使わなければならないと痛感。厳しい・・

・正確な書き言葉をためられる環境を確保するための最重要ポイントは、「家庭の言語環境」にあることは間違いないp116

・自問自答の量というのは、ちょっと話しただけでもわかる人にはわかってしまいます。たくさん考えて、たくさん試してみた人というのは、それだけ確かな哲学を持てているということです。それは、社会に出てからも永遠に続く失われることのない財産p197

<書籍を知る>『ポスト平成のキャリア戦略』塩野誠、佐々木紀彦

日本の高等教育を否定しているが、アカデミアは肯定している。社会と大学のすれ違いはどこで生じているのか改めて考えさせられた。

・アカデミアでの体系化を経験した人は、普遍性を持つ。そのまま極めに極めていくと、今度は普遍性から宗教的な美しさ、神性へとつながるp107

・若手プロフェッショナルを見ていて思うのは、ひとつのことに深く入り込むことの重要性。学問でも、趣味でも何でもいいのですが、何かを深く学び、そこに存在する体系や構造を見つけ出す訓練が必要p142

・日本は初等教育一流、高等教育三流p140

<書籍を知る>『お金2.0』佐藤航陽

佐藤さんは思想家と経営者(実務家)を両立しているのが凄い

以下、抜粋

・fintech1.0

すでに存在している金融の概念は崩さずに、ITを使ってその業務を限界まで効率化(投資ロボアドバイザーなど)

・fintech2.0

近代に作られた金融の枠組み自体を無視して、全くのゼロベースから再構築(ビットコインなど)。p28-29

・膨大なデータによる「自動化」と、ネットワーク型社会に移行することで起きる「分散化」が混ざった時に起こる「自律分散」というコンセプトがビジネスモデルをくつがえすp135