<書籍を知る>高校生からわかる「資本論」 (池上彰の講義の時間)

学生時代に全く理解できなかった資本論について、今なら、更には池上先生の解説ならわかるはずと思っていたが、やはり難解だった・・

・人間の労働があらゆる冨の源泉であり、資本家は、労働力を買い入れて労働者を働かせ、新たな価値が付加された商品を販売することによって利益を上げ、資本を拡大する。資本家の激しい競争により無秩序な生産は恐怖を引き起こし、労働者は生活が困窮する。労働者は大工場で働くことにより、他人との団結の仕方を学び、組織的な行動ができるようになり、やがて革命を起こして資本主義を転覆させるp41

<書籍を知る>『電通と博報堂は何をしているのか』 中川淳一郎

電通と博報堂の組織風土の違いがよくわかった(人にもよると思うが)電通デジタルはネット専業代理店に勝てるのか気になる。

以下、抜粋。

・デジタル部署の疲弊が激しい原因は「24時間結果が見られる」ことと、「物理的に変えられる」点にあるp113

・電通=客に対する答えは「YES」しかない。博報堂=客には「できない」を言うp116

・両者の最大の違いは「営業が強いか」「スタッフが強いか」

・電通は『クライアントファースト』、 博報堂は『クリエイティブリード』p167

<書籍を知る>日本人の9割が知らない遺伝の真実

「言ってはいけない 残酷すぎる真実」の便乗本(著者談)。慶応大学教授がアカデミックなエビデンスに基づき丁寧に説明。遺伝で決まるから教育に意味がないではなく、だからこそ、親が子供に多様な機会を与え観察して何が得意かを見極めることが重要だと感じた。

以下抜粋

・子ども自身がそれぞれのことがらを好きか嫌いか、それらにどのくらい時間を費やしているかは遺伝と非共有環境だけで説明p96

・才能の発見とはまだ発現していないものを発現させることよりもすでに発言してるものの中に文化的・社会的価値を見出していくことp156

<書籍を知る>『誰がアパレルを殺すのか』杉原淳一、染原睦

「どんなにいい服を着てもユニクロにしか見えない」と言われるが、洋服は好きだ。業界の現状がよくわかり面白い

以下、抜粋。
・市場規模が3分の2に落ちているのに、市場に出回る商品の数は倍増p19
・適正な価格と価値を示さなければ離れていくp144
・売り場をショールームと位置づけ、インターネットでブランドの世界観を伝えるオンラインSPA、憧れのブランドの洋服を売らずに「貸す」レンタルサービス、思い通りの商品を「オーダーメードする」カスタマイズサービスp187-188

<書籍を知る>『大人のための社会科』 井出栄策他

娘が社会を学び始め、私も社会科を学ぶ。「民主主義」、「信頼」、「多数決」、深く考えてこなかったことに気づかされた。

・多数決に求められる有権者の像とは次のようなものです。ボスはおらず、空気や扇動に流されず、デマ情報に惑わされない。自律して熟慮する個人p79

・「社会問題の個人化」こそが、〈私たち〉の問題を、〈私たち〉のちからで解決する民主主義を困難にしているように思えてなりませんp109

・希望という「ウォームハート」と社会科学という「クールヘッド」を結びつけること、これこそが本書のメッセージp224

<書籍を知る>『銀行員大失職』 岡内幸策

これまで学生に人気だった銀行の実態を知りたく読んだ。銀行員の競争力が無いとは思わないが、それは私自身の競争力が無いからそう思うのだろうか。

・確実に、銀行員の大量失職時代に突入する。そのなかで、AIロボットが高く評価する人材は、おそらく従来のイメージとはかなり異質なものになるだろう。p183

・銀行員は経理や営業は得意。支店長まで務めたら管理者としての能力も高い。融資先では、財務部門で金融機関との間を取り持つ役割を担うーこれらは、ほとんど幻想だ。今や、一般的な銀行員には競争力がなくなっている。p186