<社会を知る>本屋の変化

ここ数年、ほとんどの本はAmazonで購入している。手軽に必要な本がほぼ即日入手できるのは、本屋にはない魅力である。

Amazonの台頭が大きく影響しているのだろう、本屋の店舗数は、2003年の20,880 店から、2011年は16,722 店と毎年減少している。(日本著書販促センター)

では本屋に全く行かないかといえば、そうではない。魅力的な本屋があるのだ。

代表は、丸の内オアゾの丸善にある松岡正剛がプロデュースする松丸本舗である。

松丸本舗Hp
http://goo.gl/3jGgx

松丸本舗では、「男女とは」や「生きるとは」など幅広いテーマに関連した書籍をいくつかのグループに分けて展示してある。そのグループ分けは既存書店のようなメーカーや、文庫、ハードカバー、コミックなどの種類で分けられることなく雑然と置かれている。
<例、男と女の心理学、男のDNA、モンゴル民族のセックス等>

一つのテーマに対して異なる視点から分析した書物を並べることで知的好奇心をくすぶる構成になっているのだ。そしてお洒落である。

ここに入ると最低2時間は現実世界に戻ってこられない。たまらなく魅力的な空間である。

 

・客単価は丸善本体の二倍、顧客の平均滞在時間は約2~3時間。最長は8時間という人もいたほか、『ここに住みたい!』という声も届いている」(『丸の内地球環境新聞』)

しかし、松丸本舗は2012年9月に閉店した。めちゃくちゃショックである。
やはり採算が合わなかったのかな・・・

松丸本舗の他にも、ヴィレッジヴァンガードは、「遊べる本屋」をキーワードに、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)を融合的に陳列して販売している。

・ヴィレッジヴァンガードHP
http://www.village-v.co.jp/

・ブックディレクター幅允孝がプロデュースした、ブルックリンパーラー新宿、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIはカフェが併設してあり、お洒落で、ワクワクする空間だ。

TSUTAYA TOKYO ROPPONGIHP
http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2000.html

ブルックリンパーラー新宿
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13097951/
余談であるが、「知的好奇心」をくすぶるという点では、さまざまなテーマで研究している研究者が集まっている大学も、知の拠点として、とても魅力的と思うのだ。

 

本屋の進化をうれしく思いながらも、最近は財政難のため、もっぱら地元の図書館を利用している。

東野圭吾の「虚像の道化師 ガリレオ7」は124名待ちである。読めるのは5年後だ。

<アゴラ投稿>大学の研究は産業振興に貢献するのか

大学の研究を社会に繋げる、特に産業振興に繋げることが推奨されているが、本当にそれは正しいことなのだろうか。

そんな疑問もあり少し調べた内容をアゴラに投稿しました。

アゴラ

http://agora-web.jp/archives/1515336.html

<自己を知る>挫折 とゴキブリ

思い起こせば、僕の人生は挫折の連続である。

<小学校>
小学校のテストはいつも100点で自分は天才だと思っていた。中学受験のため小学3年生から、友達5人と一緒に塾に通い始めた。その友達のうち2名は灘、2名は甲陽、そして僕は相当ランクが下の関学へ。

人には努力ではどうしようもない能力の差があることを知った。

<中学校>

小学校では走りも速く、体も大きかったので自信をもって花形のクラブへ入部。中学で身長は止まり、小学校の時は恵まれた体型だったから運動神経がよいように見えただけであることが判明。

自分は運動神経が悪いことを知った。

<高校>

高校では心機一転ラグビー部へ所属。腐っても花形クラブに所属していた自信から、すぐに活躍できると思っていた。3年の最後の大会では、1年生にレギュラーを奪われ試合にでれず。

自分はアスリートとしての適正がないことを知った。

<大学>
懲りずに大学でも体育会ラグビー部へ所属。4年の時に部員数の関係でパートリーダーになった。

同じポジションの後輩から

「林さんのようなしょぼいプレーヤーにはついていけない。これからはあなたの指示は受けない。

おまえら(他の後輩)もこんな人の指示を受ける必要ないぞ」

と言われた。

これほど屈辱的なことを言われても、奮起できずレギュラーに定着することなく引退。

自分は何かを徹底的に突き詰めることができない人間だと知った。

<社会人>
大手生命保険会社へ入社。ラグビーできつい練習に耐えた精神力があるから活躍できると思っていた。仕事ができなすぎた。人生でこれほど怒られたことはない。これからもこれ以上怒られることもないだろう。営業でない、企画・事務の仕事でこれほど怒られたのは同期でも僕くらいだろう。

3年目の異動で出向。もちろん希望はしていない。

社会の厳しさを知った。
<社会人2>

転職した。大手企業で勤めていたプライドもあり活躍できると思っていた。

打合せ、議論のスピード(論理の組み立て、思考のアウトプット)に全くついていけなかった
自分の頭の回転の遅さを知った。

 

・これらの挫折から帰納的に見えてくる自分のキャラクター

・こんな人生なのに、前向きに生きている理由

・まだこの世に存在できているわけ

 

それを、学生時代の友人はこう表現した

 

「ゴキブリ並みの生命力」

 

日本に隕石が落ちても「ゴキブリ並みの生命力」で生き残りたい。

 

最後に、今も前向きに生きている理由が一つあるとすれば「挫折」を「挫折」で終わらせず、自らの成長の機会と前向きにとらえて、乗り越えてきたからだと思う。

 

神谷・伊藤(1999)によると、挫折を乗り越えた状態というのは、挫折経験に伴うネガティブな感情がなくなり、「今ではいい思い出である」「今思い出してもなんとも感じない」と判断するようになるということと定義されている。

 

 

また神原(2009)は、「挫折」という経験を受入れるだけではなく、それに対して何らかの肯定的な意味づけを行っている状態も、「挫折」を乗り越えた状態として考えられると述べている。

 

挫折の後にすぐにあきらめず、辞めずに、なんとか踏みとどまった。

自分は能力がないことを認めたうえで、自分ができることを考え自分なりの居場所(自分、組織の双方に価値を提供できるポジション)を確保してきた。

もがいた、 何も持ってないからそれしかできない。そうしないと自分の存在価値はない。

もちろん乗り越える過程で、逃げたり、友人に助けられることも多かった。

挫折があったからこそ今があるし、成長できた。

最近は、ぬくぬく している。

そろそろ大きな挫折が必要だ。

<書籍を知る>『銀行員大失職』 岡内幸策

これまで学生に人気だった銀行の実態を知りたく読んだ。銀行員の競争力が無いとは思わないが、それは私自身の競争力が無いからそう思うのだろうか。

・確実に、銀行員の大量失職時代に突入する。そのなかで、AIロボットが高く評価する人材は、おそらく従来のイメージとはかなり異質なものになるだろう。p183

・銀行員は経理や営業は得意。支店長まで務めたら管理者としての能力も高い。融資先では、財務部門で金融機関との間を取り持つ役割を担うーこれらは、ほとんど幻想だ。今や、一般的な銀行員には競争力がなくなっている。p186

<家族を知る>夫婦の会話の重要性

最近、嫁が仕事で異動になり朝は一緒に通勤している。

これが夫婦関係、ひいては、家族関係に良い効果を及ぼしている。

子供が産まれてから常に育児に追われていて、夫婦2人で会話する機会は意図的に作らない限りはほとんど取れない状態であった。

意図的に時間を作るということは、話し合わなければならないことがあるわけで、その内容は実家に帰る時のお土産はどうするか?子供の誕生会はどうするか?といった、いわゆる事務的な内容に終始していた。ただの事務連絡である。

いっそのこと事務連(夫婦版)を作ろうかとさえ考えた。

結婚する前は、仕事について、自分(達)の将来について、趣味について、夢について もろもろ 熱く語りあって、というか一方的に僕が語って、嫁からは暑苦しいからもう勘弁してくれと言われながらも円滑なコミュニケーションが成立していた。と思っている.

会話の中での、嫁の意見、アドバイスというか批判は、遠慮がないから言われたらめちゃくちゃむかつくのだが、僕の弱さや嫌な部分を把握したうえでの意見なので、かなり的をえている。

この会話が、朝一緒に通勤することで復活してきた。

中島他(2011)の研究によると、

 

妻が夫婦生活に満足感を得るためには、仕事と家庭生活の多忙な夫婦生活を送る中でも, 夫婦の協働的な作業や夫婦の良好なコミュニケーションを図ることが重要であると指摘している。

 

電車で本を読めない、独りでいられる唯一の場所がなくなる、などデメリットもあるが今後も通勤時の夫婦での会話を大事にしていきたい。

ただ・・・・

電車で嫁と議論をしていると喧嘩になって、きれた妻が僕を指差して

「この人、痴漢です」

と大声で叫び、僕はあわてて途中の駅で降りるということがあった。
これだけはもう勘弁してもらいたい。